Autumn in Newyork
昨日は曇り空でしたが、秋色のニューヨークを見物しようとマンハッタンまで出かけてきました。ロングアイランド鉄道と地下鉄E、6ラインを乗り継いで86st駅まで来ました。
へぇ、ロンドンの地下鉄みたいに次の電車の時間が表示されるようになってました。進歩してますね。これでニューヨーカーのイライラも解消されるかな?(通常皆さんほぼ全員が電車が来る方向をにらみつけるようにして待ってます…笑)
しばし歩いて五番街まで行き少し南に歩くとセントラルパークの入り口があります。五番街には落ち葉が散っていてパークも紅葉かな?って思ったんですが…
パーク内はそれほど紅葉してるって感じでは無かったですね。少し雨もぱらついてきたのでガイドブックに載ってたアリス像とアンデルセン像を見に行って散策は終了です。リスがえさを漁ってました。
こちらはご存じ、「メトロポリタン美術館」です。入場料が7月1日から25ドルと5ドルアップしてました。ま、円高なので為替レートから行くと、日本円では変化なし、って感じですけどね。
いつものようにフェルメールの部屋へ行きます。写真は有名な「水差しを持つ若い女」です。たくさんの人が写真を撮ったり見に来ていました。白い頭巾やスカートの青がとても綺麗です。
下は同時代のピエール・デ・ホーホの作品です。構図など遜色ないと思うのですが、まったく人がいなくて気の毒です。アキタンは結構この人の作品も好きなんですけどね。画家が生きていた時代にはこちらの方が人気があったそうです。
しばし観た後は時代を追って観てきました。
ゴシック時代…マリアとキリストの表情が硬いです。下はフィリッポ・リッピの作で奥さんの顔をマリア様として描いてたそうです。
ルネッサンス期に入るとヴィーナスを描いてどうどうと女性の裸が現れてきます。これはティッツィアーノ作です。下はエル・グレコ作でマニエリスム時代の作品です。身体をひょろ長く描いてます。
次がアキタンのお気に入りの時代でバロック期です。光と陰を強調してます。カラヴァッジョの作品です。
劇的な絵が多いんですが、それに飽きてきて次の時代は色が綺麗でエッチぽい絵のロココ時代です。これはブーシェの作品ですが、香水の名前にもある「フラゴナール」の方が有名かもしれませんね。
ざーっと1400年代から1700年代まで観てきたんですが、今回は19世紀の作品も観ようかな、って思いまして別の場所にも行って来ました。
これはクリムトの作品です。おーメトロポリタンにもあったんだ、失礼しました。アメリカではお隣のノイエ・ギャラリーにほとんど置いてあるのかと思ってました。ただこの絵はこれで完成してるのかな?金箔を貼ってないとクリムトらしくないです。
その他にも気になる絵を見つけましたので、それは明日の記事にします。